個展が終わりました。 [お知らせ]
京都、ギャラリー中井での個展が終わりました。
いつもと違っていろいろな作風の作品を展示しました。
「悠・融」の名にふさわしく、作品それぞれが融合し、あらたな世界を創り出しました。
来ていただいた方々、ありがとうございました。
何かゆっくりゆったりと時間が流ました。
また新しいエネルギーが生まれてきた気がします。
9年前に個展会場のすぐそばにある Live Spot LAGで
山下洋輔ニューヨークトリオのライブを聞いているときに、
突然描きたくなったライブスケッチ。手元にあった紙の裏に描きました。
今回、この展覧会の会期中に彼らのライブがあるというので
これも何かの縁と簡単な額装をして、ちょっと楽しい気持ちで特別に展示しました。
ライブ前、ラグのオーナーさんと一緒に、ニューヨークトリオの皆さんが展覧会場に。
「僕はどこにいるの?」 「これが僕?」 「確かに僕だ」
などと皆さん喜んで和やかな雰囲気の中でのスナップ写真です。
洋輔さんもとても丁寧に一枚一枚の絵を見てくれました。
ベースのセシル・マクビーは特に熱心で楽しんでくださったようです。
彼らが帰ったすぐその後で東京からの友人が思いもよらず何年か振りに会場に
来てくれました。ビックリでした。
そして今しがた「山下洋輔さんが来たんですよ」と言ったとたん、
「え~、洋輔さん! 洋輔さんは若い頃、父にかわいがられていて、うちにもよく遊びにいらしてました。私もよく存じているんですよ」と。
思わず口が開いてしまいました。何ともです。
あくる日、洋輔さんにそのことを伝えると「はい、お世話になったんです。」
「こう言う偶然が起こることがとても面白いんですね。」
何か不思議な世界と思いもよらないエネルギーが展覧会を覆ったようです。
偶然の出会いもまた展覧会の醍醐味でもあります。
次回はどんな出会いがあるのでしょう。