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形への同一化 [新聞ですけっち]

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形あるものが確かなもの。形のないものは不確か。
これは以前にも書いたことがある。
コレがまったく逆であるとは本当に驚くしかない。

目に見えるものと目に見えないものと言い換えてもいいかもしれない。
いずれにしても誰に騙されたわけではないが、信じてしまっている所がまた驚きだ。

人の2重構造のエゴと本来の自分。
このうちのエゴは形あるもの、目に見えるものしか信じようとはしない。
ここにエゴによる形への同一化が起こる。
そしてその同一化した世界しかないと思ってしまう。

起こる事象や事柄は本来ニュートラルな存在。
それにエゴは色々とレッテルやラベルを貼って特別なものにする。
そして自らその中に入って、より世界を狭める。
時には苦しみや恐怖を持って。

そろそろ、エゴを超えて本来の自分に戻るときが来た気がする。
おおよそ殆ど一日中エゴに支配されている己が姿。
過去と未来しか見ない世界。時間に支配される世界。
今にあることができないのもエゴの性格だ。

今しかないことが永遠の証。

やがて形あるものは滅んでいく。
形のないものは永遠を生きる。
こんなことが現実として認識され始めている。

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